アシノコト
2015/12/16

女性の7割が足にトラブル! その意外な原因と対策とは?

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「足の病気」と聞くと、あまり女性には関係がないかも……と思う人もいるかもしれません。ところが足の病気に詳しい、東京医科歯科大学皮膚科・高山かおる医師の調査によれば、20代女性の75%がなんらかの足のトラブルを抱えているというから驚きです。

そこで、現代女性はいったいどんな足の病気に悩まされているのか、そしてその原因はなんなのかを探ってみましょう。

合わない靴や悪い姿勢が原因

足の病気を引き起こす最も多い原因は、足のサイズに合っていない靴を無理に履き続けてしまうこと。また、姿勢が悪いと足に余計な負担がかかってしまい、トラブルを引き起こすこともあるといいます。
「私は靴のサイズに問題はないから大丈夫」と思った人もいるでしょう。ところが、自分では気づいていないけれど、実は靴が足のサイズに合っていないというケースも多いのです。

まずは次の項目をチェックしてみてください。

  • 自分の足のサイズを正確に測ったことがない
  • 横幅が広くて楽な靴を選びがち
  • 多少サイズが合わない靴でも、デザインが好きなら無理をしてはいてしまう
  • 立ちっぱなし、または、座りっぱなしで過ごすことが多い
  • ハイヒールをはく機会が多い
  • スマートフォンやパソコンよく使う、または、猫背になりやすい
  • 運動不足
  • 歩くときは、かかとから着地しないで、足裏全体で着地している

あてはまる項目はいくつあったでしょうか?
実は、このうちのどれか1つでも当てはまれば、足の病気をかかえている可能性があるのだといいます。

知っておきたい足の病気の基礎知識

では具体的に、足の病気とはどのようなものなのでしょうか?
高山医師によれば、足の病気は主に「骨の変形」「皮膚の病気」「爪の病気」に大別されるといいます。

「足の病気は単独で起こることはめったになく、複数のトラブルを併発するケースがほとんどです。例えば、足の親指のつけ根の関節が外側に飛び出す『外反母趾(がいはんぼし)』がある人の多くは、足の指のつけ根が横に広がってしまう『開張足(かいちょうそく)』という骨の変形も見られます」(高山医師)

骨の変形による足の病気は、前出の外反母趾や開張足のほか、扁平足(土踏まずが崩れて足裏が平たく変形する)、内反小趾(ないはんしょうし。小指が内側に変形する)、ハンマートゥ(親指以外の足指がくの字状に曲がって変形する)などがあります。

皮膚の病気に起こる足のトラブルには、タコ、ウオノメ、水虫などがあります。そして爪の病気には、巻き爪、爪水虫、陥入爪(かんにゅうそう。爪が皮膚に食い込んで炎症を起こす症状)、肥厚爪(ひこうそう。爪が上に重なって生えて厚くなる状態)などがあります。

私たちの足は3つのアーチで守られている 

こうした足の病気を防ぐために欠かせないのが、足裏にある3つのアーチです。かかと、親指のつけ根、小指のつけ根を結ぶ三角状にあり、さまざまな衝撃から足を守ってくれています。

1つめのアーチは、土踏まずを形成している“内側のたてのアーチ”です。かかとから親指のつけ根にかけてあり、歩く、走る、ジャンプするときのバネの役割を果たしています。このアーチが崩れている状態が、扁平足です。

2つめは、親指と小指のつけ根を結ぶ“横のアーチ”です。このアーチが崩れると、開張足や外反母趾に。つい横幅が広い靴を選びがちですが、それではこのアーチの崩れは解消されません。

3つめは、小指のつけ根からかかとまでを結ぶ “外側のたてのアーチ”です。体重を支え、歩くときの重心移動をスムーズにする働きがあります。このアーチの崩れは、内反小趾やO脚につながります。

もし足が疲れやすかったり、いつも同じ場所にタコやウオノメができたりするなら、アーチが崩れているかもしれません。

健康な足を保つためには、まずは自分の足の特徴を知ることが大切。そのためには、シューフィッターのいる靴店でサイズをきちんと測ってもらい、アーチの状態もチェックしてもらうといいでしょう。

監修/高山 かおる
一般社団法人足育研究会代表。専門は、接触性皮膚炎、フットケア、美容。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。
URL:http://www.sokuiku.jp/
ライター/小川留奈
医療ライター、健康・医療ジャーナリスト。医師、看護師、医療従事者、大学教員、製薬会社、ヘルスケアメーカーなどでの取材をもとに健康・医療情報を執筆している。
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