アシノコト
2015/12/18

爪水虫、巻き爪、爪白癬…足の爪をめぐる病気の原因と対策

クリップ

とても小さなパーツである足の爪は、サンダルの季節にフットネイルを塗る以外では、あまり意識をしない人も多いでしょう。
でも、もし足の爪がなかったら、つま先に力が入らないためにバランスが崩れてうまく歩けません。小さくても、非常に重要な役割を持つ部位なのです。

だからこそ、足の爪にトラブルが生じると思いのほかつらい場合も。そうしたトラブルを未然に防ぐためのポイントを知っておきましょう。

爪が肉に食い込み、炎症を起こすことも

足の爪の病気で多いのは、巻き爪です。名前のとおり、爪の両端がアルファベットのCの字のように内側に巻き込んだり、ホチキスの針のように直角に折れ曲がったりします。

多くは親指に起こります。普段は痛みがありませんが、運動したり、長時間歩いたりすると靴が当たって痛むことも。炎症や出血を伴う食い込みは、陥入爪(かんにゅうそう)といいます。

どちらも、外反母趾や合わない靴による圧迫が原因。薬局やスポーツ用品店などで市販されている専用のテーピングで治ることもあれば、医療機関で行っているワイヤーやクリップを使った矯正治療法が必要な場合もあります。

足の爪の切り方、間違えていない?

実は、爪の切り方を間違ってしまうと、巻き爪や陥入爪を引き起こすこともあるといいます。あなたの爪の切り方は巻き爪や陥入爪の原因になるかどうか、ぜひチェックをしてみましょう。

×誤った切り方
「深爪」……指先が見えるほど短く切る。
「バイアスカット」……爪の両端の角を斜めに切り落とす。爪が食い込んでくると、その部分を切って痛みをやわらげたくなるけれど、爪が伸びるときにさらに症状が悪化することに。

◎正しい切り方
「スクエアカット」……爪の長さは指の先端と同じか、指先より1㎜弱長めに。横にまっすぐ切り、両端の角は少し丸める程度に整える。爪切りの刃がカーブしていない“直刀タイプ”を使うと切りやすい。

日本人の10人に1人は爪水虫

  爪にできる水虫を、爪白癬(つめはくせん)といいます。足の水虫と同じように、白癬菌というカビの感染が原因で発症します。足の水虫が悪化して、爪の水虫になることも。日本人の1割は爪水虫だといわれるほど、ありふれた病気です。

「予防するには、爪をきれいに洗うことが大事です。爪と皮膚の間には余分な角質がたまりやすく、これが白癬菌のえさになって繁殖することがあるからです。未使用の歯ブラシや爪専用のブラシを使って爪の四辺を洗って乾かし、保湿クリームを塗ってお手入れをしましょう」(東京医科歯科大学皮膚科・高山かおる医師)

爪水虫は、かゆみはありません。初期は爪の表面が黄色や褐色に変色し、たてじわやデコボコが目立ってきます。しばらくすると白く濁って厚くなり、爪の内部が空洞になることも。放置すれば、爪の下の角質がどんどん厚くなり、爪がもろくなってくだけやすくなります。

爪には塗り薬が浸透しにくいため、治療には飲み薬の服用が欠かせません。自己判断は難しいので、専門医の診察を受けて完治したといわれるまで、根気よく治療を続けましょう。 また、爪水虫になったら、爪を切るときは爪が飛び散らないように注意して、切った爪は紙に包んで捨てください。終わったら、手と爪切りをきれいに洗いましょう。

監修/高山 かおる
一般社団法人足育研究会代表。専門は、接触性皮膚炎、フットケア、美容。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。
URL:http://www.sokuiku.jp/
ライター/小川留奈
医療ライター、健康・医療ジャーナリスト。医師、看護師、医療従事者、大学教員、製薬会社、ヘルスケアメーカーなどでの取材をもとに健康・医療情報を執筆している。
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