アシノコト
2015/12/21

水虫、タコ、ウオノメ…足の皮膚の病気、原因と対策

クリップ

足の皮膚トラブルのなかで特に女性に多いのは、水虫、タコ、ウオノメ。早くきれいにしようとあれこれ試したくなるかもしれませんが、正しく対処しないと、かえって悪化させてしまいます。

とはいえ、足の皮膚トラブルの悩みは人に聞きづらいもの。そこでここでは、水虫、タコ、ウオノメの正しいお手入れポイントを紹介します。

水虫菌はどこにでも落ちている!

水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビによる感染症です。よく、ブーツをはくと水虫になると思われがちですが、これは間違い。素足に白癬菌が付着していなければ、蒸れても水虫になることはありません。

白癬菌は、体のどこでも発生し、人体から離れても6カ月以上生き延びるといわれています。つまり、不特定多数の人が使う浴場のマットやスリッパ、じゅうたん、たたみ、フローリングの床など、素足になるところならどこでも足裏に付着する可能性はあるわけです。とはいえ、洗えば落ちるので、あまり怖がることはありません。

家族に水虫の人がいるなら、バスマットを別にして、室内の床をこまめにそうじするといいでしょう。洗濯物は一緒に洗ってもうつることはありません。

1日1回、足を洗って乾かそう

白癬菌は伝染力が弱く、成長も遅いため、感染してもすぐに角質層の中まで入り込むわけではありません。温度20度以上、湿度60%以上の高温多湿で繁殖が盛んになり、汗や汚れが残っている皮膚を好みます。

つまり、白癬菌を寄せつけないためには、足を洗って清潔に保つのが一番。さらに、洗った後にしっかり乾燥させることです。1日1回を目安に、せっけんを泡立てて指間や足裏をやさしく洗いましょう。ゴシゴシと力を入れる必要はありません。洗い終わったら、指の間の水分もふき取ることも忘れずに!

それでも感染してしまったら、角質層が入れ替わるまで、1~2か月は薬を塗る必要があります。水虫には、指と指の間の皮がふやけるジュクジュク型、強烈なかゆみを伴う水泡型、かかとが乾燥して厚くなるガサガサ型の3タイプあります。もしかして……と思ったら恥ずかしがらずに、皮膚科専門医を受診することが改善への近道です。

タコ・ウオノメは削るより除圧を

タコやウオノメができる原因の多くは、外反母趾や開張足(かいちょうそく)などの足の変形によって、同じ場所がこすれたり押されたりすることです。皮膚の外側に盛り上がってできるのがタコ、皮膚の内側に食い込むように増殖するのがウオノメです。

どちらも圧迫や摩擦から骨を守ろうとする体の防御反応ですから、そこを解決しない限り、削っても何度でもくり返しできます。しかも自分で削ると、皮膚が薄くなりすぎて、そこから細菌が入ることがあるため、自己処理はあまりおすすめできません。

どうしても削りたい場合は、“やすりを一方向に動かすのみ”にとどめましょう。往復でやすりをかけてしまうと皮膚表面が毛羽立って、悪化しやすくなるからです。

タコやウオノメは、削るよりも靴を見直して、足への圧迫や摩擦を軽減することが対策となります。清潔さと上手な靴選びが、足の皮膚トラブルを予防するキーポイントだといえるでしょう。

監修/高山 かおる
一般社団法人足育研究会代表。専門は、接触性皮膚炎、フットケア、美容。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。
URL:http://www.sokuiku.jp/
ライター/小川留奈
医療ライター、健康・医療ジャーナリスト。医師、看護師、医療従事者、大学教員、製薬会社、ヘルスケアメーカーなどでの取材をもとに健康・医療情報を執筆している。
1人のメンバーがいいね!と言ってます
1件の「いいね!」がありました。
  • velikokoラクチンきれいシューズ
  • ラクチンきれいパンプス開発ヒストリー