アシノコト
2016/01/08

外反母趾、内反小趾、扁平足…足の骨の病気 原因と対策

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足の病気にはさまざまなものがありますが、それらは大きく「骨の変形」「皮膚の病気」「爪の病気」の3種類に分類されます。なかでも外反母趾のように、ひどい痛みにつながる場合が多いのは、「骨の変形」による足の病気。予防や改善のためにも、なぜ足の骨が変形するのか、そしてそこからどんな病気が生じやすいのかをおさえておきましょう。

女性の9割がなる「開張足」とは?

女性の9割がなる「開張足」とは?

足の裏には、たてに2つと横に1つ、計3つの骨のアーチがあります。どれも、バランスよく立ったりスムーズに歩いたりするために欠かせないものです。

このなかで一番変形しやすいのが、横のアーチです。

5本の指のつけ根を結ぶ横のアーチが崩れた状態を、「開張足(かいちょうそく)」といいます。

ハイヒールやパンプスをはくと、重心が前に移動します。このとき、横アーチに負担がかかってしまうことが主な原因です。女性のほぼ9割は、多かれ少なかれ開張足だといわれています。

指が横に広がる以外に目立った自覚症状がないため、自分がそうだと気づいていない人も多いはず。もし今まではいていた靴の横幅がきつい、足の甲が広がった、指のつけ根にタコやウオノメができやすいと感じているなら、開張足を疑ってもいいでしょう。

また、床に足を置いたとき、指のつけ根がベタっと床に着いて、指だけが地面から浮き上がって見えるなら、横アーチが崩れているサインです。

片足立ちができない扁平足に注意

足裏の内側のたてのアーチが崩れてしまうのが扁平足。乳幼児のころはだれでも扁平足ですが、一般的には成長とともに土踏まずが作られていきます。

しかし、大人になってから扁平足になる人もいます。外反母趾の人や、ひざが内側に入っている女性に多いタイプの後天的な扁平足は、長く歩くと疲れやすいのが特徴。かかとの骨が内側に傾くため、内側のくるぶしの下がはれて痛みが出ることもあります。

かかとの骨が内側に傾いていると足に体重がかけにくくなるため、片足立ちでうまく立てない場合は、扁平足の可能性も考えられます。気になる場合は、整形外科を受診しましょう。

指の骨が変形する外反母趾、内反小趾(ないはんしょうし)

外反母趾は、開張足の人に多くみられます。親指のつけ根の関節が外側に飛び出し、親指が小指側に曲がってしまう病変です。その角度が15度以上なら外反母趾と診断されます。重度になると、親指が人さし指の上に乗ったり、下にもぐり込んだりすることも。

一方、小指が親指側に10度以上変形している場合は、内反小趾と呼びます。小指がねじれて爪が外側を向いていたり、薬指に小指の踏まれダコができていたりしたら要注意。外反母趾ほど痛みませんが、靴に当たる部分にタコやウオノメができて痛むことがあります。

外反母趾と内反小趾は、つま先の細い靴やハイヒールでなどで指を圧迫しつづけると、ますます悪化します。痛みがなくても進行して歩行が困難になることがあるため、油断は禁物です。

こうした足の骨の変形の対策には、足裏の筋肉を鍛えるトレーニングや指のストレッチが有効です。

普段から、足指をつまんでの指と指の間を広げたり、足の指でグー・チョキ・パーをして指を動かしたりしてみましょう。

ゴルフボールを使ったトレーニングもおすすめです。床に置いたゴルフボールを足裏の指のつけ根に当ててコロコロと転がして。さらに、足の指でギュッとボールを握って持ち上げて放す動作を繰り返してみてください。

 
監修/高山 かおる
一般社団法人足育研究会代表。専門は、接触性皮膚炎、フットケア、美容。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。
URL:http://www.sokuiku.jp/
ライター/小川留奈
医療ライター、健康・医療ジャーナリスト。医師、看護師、医療従事者、大学教員、製薬会社、ヘルスケアメーカーなどでの取材をもとに健康・医療情報を執筆している。
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