アシノコト
2016/02/07

かかとの角質肥厚、ひび割れ…足の角質の病気 原因と対策

クリップ

手や顔の乾燥対策には気を付けていても、足の乾燥には無頓着になりやすいもの。エアコン、ストーブ、電気こたつ、電気毛布、ホットカーペットなどの冷暖房は、足の皮膚を乾燥させる大きな要因です。さらに歩き方のバランスが悪いと、一部分だけが角化してしまうこともあります。

東京医科歯科大学皮膚科・高山かおる医師によると、ガサガサの足裏には、思わぬ病気が隠れていることがあるというから驚きです。知っておきたい足の角質の病気と、その対策をご紹介しましょう。

冷え性に多いガサガサ足、カチカチ足

足の裏には汗を出す汗腺はたくさんありますが、皮脂腺はありません。そのため、もともと乾燥しやすいところなのですが、さら乾燥が進むと、次のような症状があらわれるといいます。

・乾燥肌
白い粉をふいた状態になり、かゆみが止まらない。足のすねにも起こりやすい。

・角質肥厚(かくしつひこう)
足裏の角質層が厚くなって、筋状や亀の甲羅のような模様の亀裂が入り、そこから出血して痛む。

・ひび割れ・あかぎれ
かかとの皮膚が弾力を失ってカチカチになり、深く割れて皮膚の奥が赤く見えたり、出血などの炎症を起こしたりする。

これらはすべて、冷え性の人に多く見られるそうです。

アーチの崩れがひび割れの原因になることも

では、冷え性だとなぜ、角質が厚くなったりひび割れたりするのでしょうか。

高山医師によれば、冷え性の人は、新陳代謝が活発に行われないため、皮膚のターンオーバーが遅くなり角質がたまりやすくなるといいます。

「余分な角質がはがれ落ちにくくなり、しだいに堆積して厚くなってしまううえに、角質を覆うだけの保湿成分が不足するため、カサカサになって弾力がなくなり、ちょっとした刺激でも、ひび割れや亀裂が生じやすくなります」(高山医師)

足裏のアーチが崩れている開張足(かいちょうそく)や扁平足(へんぺいそく)があると、歩いたときに足裏が受ける刺激は、より大きくなります。

また、姿勢や歩き方のバランスが悪いと、足裏の一部分だけに圧力が集中してかかり、ガサガサになることも。また、急に太ることで、かかとや指のつけ根の角質層が厚くなり、硬くなるといったケースもあります。

症状に合わせてビタミンEや尿素配合のクリームを

iStock_000014475735_Full

こうした足裏の乾燥からくるトラブルには、やはり保湿が大切です。乾燥が軽いうちは、ボディクリームで十分だそう。かかとやすねはもちろん、足の指先や爪、足裏全体にもまんべんなく、たっぷり塗りましょう。シワにそってやさしくすりこむと、皮膚を傷めずに塗ることができます。

冷えを感じる人は、血行を促進するビタミンEを配合したクリームを選ぶといいそうです。保湿に加えて血行改善などの効果が期待できるので、お風呂上がりにマッサージを兼ねて塗ると、新陳代謝のアップにもつながります。

また、たまった角質がゴワゴワしている場合は、尿素配合のクリームがおすすめです。

「尿素軟膏は医薬品ですが、最近は尿素入りのクリームも市販されています。これらは皮膚の水分保持力を高めて角質をやわらかくすることで、角化した角質層を取り除く作用が期待できます。角質のゴワつきが改善してきたら、ビタミン系のクリームに切り替えて保湿を行うといいでしょう」(高山医師)

厚くなったかかとをやすりで削るセルフケアは、それが刺激となってかえって角質が厚くなってしまうことがあるので、注意してください。

まずは保湿をきちんと行い、それでも改善されない場合は、角質増殖型の水虫が発生している可能性もあるそうなので、皮膚科専門医を受診しましょう。

監修/高山 かおる
一般社団法人足育研究会代表。専門は、接触性皮膚炎、フットケア、美容。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。
URL:http://www.sokuiku.jp/
ライター/小川留奈
医療ライター、健康・医療ジャーナリスト。医師、看護師、医療従事者、大学教員、製薬会社、ヘルスケアメーカーなどでの取材をもとに健康・医療情報を執筆している。
0件の「いいね!」がありました。
  • velikokoラクチンきれいシューズ
  • ラクチンきれいパンプス開発ヒストリー