アシノコト
2016/02/21

爪乾癬、緑色爪、爪カンジダ症! 水虫と似た症状の足の爪の病気

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爪は健康のバロメーターだということを知っていますか? 爪の色を見れば、体調がある程度わかるといわれています。東京医科歯科大学皮膚科・高山かおる医師によれば、足の爪がきれいなピンク色なら、足の末端まで血液が行き届いて全身の健康状態もよいと考えられるそうです。

そこで今回は、爪の色や形状の変化からわかる病気のサイン、放置しないほうがいい爪の病気について、知識を深めてみましょう。

こんな爪の変化があれば病気サイン

足の爪の状態から、足以外の病気がわかることがあります。

「例えば、指先が大きく膨れて爪のつけ根がふくらむ“ばち指”は、血液循環の障害のサイン。肺や心臓の病気の疑いがあります。爪が白っぽければ、肝臓や腎臓に問題がある可能性が。寒いときに爪が赤紫色になるなら、内科的疾患が関係しているかもしれません。いずれも医療機関を早めに受診しましょう」(高山医師)

また、爪の先が反り返って中央がくぼんだ状態を「スプーンネイル」といい、鉄欠乏性貧血の代表的な症状のひとつとされています。さらに、原因はよくわかっていませんが、甲状腺機能が低下すると、爪が浮き上がることがあるそうです。

体が弱ると起こりやすい爪カンジダ症

真菌(カビ)による感染症である爪水虫と間違いやすい足の爪の病気に、爪カンジダ症、グリーンネイル、爪乾癬(つめかんせん)などがあります。

1_真菌(カビ)による感染症である爪水虫と間違いやすい足の爪の病気に、爪カンジダ症、グリーンネイル、爪乾癬(つめかんせん)などがあります

爪カンジダ症は、もともと爪に傷や剥離(はくり)などのトラブルがある人がなりやすい症状。普段は悪さをしない常在菌が、弱いところに侵入して感染を起こして発症します。

「最初は爪の周りに炎症が起こります。次第に白濁し、爪の先端から剥離する場合も。体が弱っている人、免疫を抑制する薬を服用している人などが発症しやすく、薬による治療が必要です」(高山医師)

はがれた爪の隙間に入り込む緑膿菌(りょくのうきん)

グリーンネイルは、緑膿菌(りょくのうきん)と呼ばれる、どこにでもいる弱毒の菌による感染症で、文字通り爪が緑色になります。

爪をぶつけて内出血したときや、ジェルネイル・スカルプチュアを取り除いた後などに、爪が少しはがれてしまったことはありませんか? そんな小さな隙間ができると、緑膿菌が入り込んで感染することがあります。これには、抗菌薬がよく効くといいます。

「マニキュアやネイルアートをしていると、こうした感染に気付かないことがあります。そのため、オフをしたときには、必ず足の爪の状態を観察しましょう。また、爪を伸ばしすぎると菌が付きやすくなることもわかっています。そのため足の指の爪は、指の先端と同じくらいか、それよりやや長め程度でこまめに切り、それ以上伸ばさないようにしましょう」(高山医師)

ほかにも、爪水虫と紛らわしい病気に「爪乾癬(つめかんせん)」があります。爪の色が濁って厚くなり、点状の凹みが現れる症状で、すべての指に起こるのが特徴です。

爪カンジダ症、グリーンネイル、爪乾癬は爪水虫と似ていますが、爪水虫以外の病気を市販の水虫薬で治療すると、余計に悪化しかねません。医師でないと見極めは難しいので、自己判断はやめましょう。

普段から足の爪の変化を見落とさないようにこまめにチェックし、きちんと切って清潔を心掛けましょう。

監修/高山 かおる
一般社団法人足育研究会代表。専門は、接触性皮膚炎、フットケア、美容。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。
URL:http://www.sokuiku.jp/
ライター/小川留奈
医療ライター、健康・医療ジャーナリスト。医師、看護師、医療従事者、大学教員、製薬会社、ヘルスケアメーカーなどでの取材をもとに健康・医療情報を執筆している。
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