アシノコト
2016/02/27

外反母趾の女子必見! 足の痛みを防ぐ靴選びのポイント

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外反母趾(がいはんぼし)で飛び出した親指のつけ根が、靴に当たって痛い・・・そんな経験がある人も多いはず。横幅にゆとりのある靴のほうが楽な気がするため、外反母趾の人はつい、実際のサイズよりも幅広の靴を選びがちです。でも実はこれが、親指の傾斜をさらに大きくする原因になることをご存知ですか?

そこで、外反母趾を悪化させない靴選びのポイントをご紹介します。

まずは2つのサイズを測ろう

外反母趾の痛みは、足のサイズに合っていない靴を履くことで悪化します。「私は自分の足のサイズに合わせて靴を買っているから大丈夫」と思われるかもしれませんが、実は、自分の足の正確なサイズを知らない人は意外にも多いといいます。また、実際に測ってみると、左右差があることも珍しくありません。さっそくメジャーを用意して、左右それぞれの足の寸法を測ってみましょう。

1_測る場所は、つま先からかかとまでの“足長(そくちょう)”、親指のつけ根と小指のつけ根をぐるっと1周する“足囲(そくい)”の2箇所

「測る場所は、つま先からかかとまでの“足長(そくちょう)”、親指のつけ根と小指のつけ根をぐるっと1周する“足囲(そくい)”の2箇所。この2つのサイズがわかると、自分に合う靴を選びやすくなります」(東京医科歯科大学皮膚科・高山かおる医師)

横アーチを支えるパットで調整を

測り終えたら、自分のサイズとこちらの表と比較してみてください。これはJIS(日本工業規格)といって、日本の既成靴の寸法は、これをもとに定められています。靴の幅はAがいちばん細く、GFに向かうほど幅広になります。

2_JIS(日本工業規格)といって、日本の既成靴の寸法は、これをもとに定められています

実寸よりゆるい靴をはいていませんでしたか? 外反母趾は、ゆるい靴を履いて足裏のアーチが崩れることで発展してしまうとことが多いといいます。

外反母趾の人のほとんどは、5本の指のつけ根を結ぶ横のアーチがつぶれている開張足(かいちょうそく)だといわれています。足囲に対して足幅が大きければ、5本の指のつけ根を結ぶ横のアーチがつぶれている可能性が高くなります。これを開帳足(かいちょうそく)といって、外反母趾の人のほとんどが該当するといわれています。

「開張帳足であれば、足囲を基準に靴を選び、足幅の余り分は横アーチをサポートするパットを入れて調整します。シューフィッターのいる靴店でお願いするといいでしょう」(高山先生)

パットによる調整が面倒だからといって幅広の靴を選ぶと、アーチがますます広がって、扁平足(へんぺいそく)にもなりやすいといいます。また、現代の日本女性はかかとが細い傾向にあるため、幅広の靴を選ぶと、かかとが不安定になりやすく無理なねじれが生じるため、外反母趾が悪化しやすくなるのだそうです。

靴の試し履きはココをチェック!

新しい靴を買うときは、試し履きも忘れずに。そのとき、次の3つを確認するといいでしょう。

1 つま先にゆとりがあるか
ブーツのような甲が固定されるデザインの場合、つま先に指1本分程度のゆとりがあり、5本指が自由に動くかどうかを確かめましょう。パンプスなどの甲を固定されないデザインの場合は、親指がつま先に当たっていないか、確認しましょう。

2 歩いてもかかとが抜けない
かかとがゆるい靴は、歩くとかかとが抜けてしまいます。かかとがしっかりホールドされているか、確認しましょう。

3 5本指のつけ根と、靴底の曲がる部分が一致している
靴を履いたら足の5本指がしっかり曲がるか、確認してみましょう。また、店内を歩いて、つま先でしっかり地面を蹴ることができるか確かめましょう。

実際の靴のサイズは、表記されたサイズよりも1~2㎝余裕をもって作られています。これを「捨て寸(すてすん)」といい、その取り方はデザインやメーカーによってさまざまです。そのため、サイズだけを見て買うのではなく、必ず両足で履いて、歩いてチェックすることが大切です。

 
 
監修/高山 かおる
一般社団法人足育研究会代表。専門は、接触性皮膚炎、フットケア、美容。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。
URL:http://www.sokuiku.jp/
ライター/小川留奈
医療ライター、健康・医療ジャーナリスト。医師、看護師、医療従事者、大学教員、製薬会社、ヘルスケアメーカーなどでの取材をもとに健康・医療情報を執筆している。
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