アシノコト
2016/04/23

高いヒール靴、痛みを軽くしてラクに履きこなす方法とは?

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スラリと伸びた脚はやっぱり魅力的。ハイヒールといえば、女性のおしゃれに欠かせないアイテムです。でも現実は、靴ずれや痛みを我慢しながら履いていたり、痛くて必要なときしか履けていなかったり……という女性も少なくないのでは?

そこで今回は、ヒールのある靴をできるだけ楽に、痛みを軽くして履く方法を紹介します。いくつになってもハイヒールを颯爽と履きこなせる女性でいるために、必要なセルフケアについても一緒に考えてみましょう。

まず、ハイヒールの問題点を整理してみましょう。靴の中でも、トラブルが多いのがハイヒール。足の専門家で皮膚科医の高山かおる先生によると、ハイヒールのようにつま先が窮屈な靴では、指が圧迫されて痛みが出たり、「外反母趾」や「内反小趾(小指の変形)」になりやすいそう。

また、足全体が前方に滑りやすい靴では、指の付け根で踏ん張ろうとするため「開張足」(横アーチの崩れた足)や指が曲がってしまう「ハンマートゥ」になりやすくなります。ハイヒールを長く楽しむには、そうした足のトラブルを起こしにくいハイヒールを選ぶことや、インソールなどを上手に使うことがポイントになります。

痛み対策その1 かかとの脱げないハイヒールを選ぶ

安定感のあるハイヒールを選ぶポイントは、次のようなものがあげられます。

  • かかとの形状が自分の足に合っているもの(安定感のあるハイヒールを選ぶには、かかとがパカパカ脱げたり、ヒールがグラグラしないことが大切)
  • つま先部分にゆとりがあるもの
  • 踏みつけ部にクッションが入っているもの
  • 足首を固定してくれるストラップつきのもの

ハイヒールを選ぶときは、この5つに注意をして選ぶようにしましょう。

痛み対策その2 クッション、インソール、シューズストレッチャーで予防する

ハイヒールは、傾斜があればあるほど、靴の中で足がずれて前に滑りやすくなります。ストッキングを履いていると、さらに滑りやすくなるので、滑りにくいインソールを装着するのも一案です。シリコンタイプの薄い滑り止めを1枚敷くことでも、滑りにくくなります。

また、「ハイヒールをよく履く人は、横アーチ(親指の付け根から小指の付け根にかかる部分)が崩れやすくなります。中足骨のアーチをサポートするパッドやインソールを選んで敷くと、疲れにくく、開張足の予防にもなります」(高山医師)

image01_クッション、インソール、シューズストレッチャーで予防する1
image02_クッション、インソール、シューズストレッチャーで予防する2

「本来は、靴に足を合わせるのではなく、“靴を足に合わせる”のが正しい靴の履き方、選び方です。履くと痛い靴は、シューズストレッチャーで伸ばし、履きやすくします。外反母趾やハンマートウなど、足の変形がある人も、当たる部分をシューズストレッチャーなどで伸ばし、当たらないようにしましょう」(高山医師)

シューズストレッチャーは、靴を伸ばしすぎることもあるので注意が必要。また、シューズストレッチャーを持っていない場合は、靴を伸ばしてくれるサービスを行っている、靴修理店に相談するのも手です。

痛み対策その3 つま先立ちできる筋肉を鍛える

ハイヒールをキレイに履きこなすには、体軸を安定させる腹筋・背筋や、太もも・ふくらはぎなどの脚の筋肉、つま先立ちに必要な足裏の筋肉などを鍛えることが重要になります。運動不足の人は改善を。普段から運動する習慣をつけましょう。

「例えば9cmのヒールを履きたいなら、11cmの高さのつま先立ちができることが条件です。美しい姿勢でハイヒールを長く履き続けたいなら、筋力トレーニングは欠かせません。例えば足裏の筋肉を鍛えるには、足指の曲げ伸ばしをしたり、タオルを床に敷いて足の指でたぐりよせるなどの動きが有効です」(高山先生)

さらに、ハイヒールを履いたときの歩き姿勢も重要とか。

「歩くときには、頭を上からひもで引っ張られているイメージで、顔や体をしっかり立てること。そして“おへそから下は足”という感覚で股関節からしっかりと足を動かすこと。さらに、ひざを曲げて歩かないことなどを意識して歩いてみてください」(高山医師)

また、長時間ハイヒールをはいたまま、つま先立ちの状態を続けるのは、足への負担が大きくなります。足の健康を守るには、生活シーンで靴を履き分けることも大切。そして一日の終わりには、足指・足首のストレッチやマッサージでがんばった足を解放し、いたわってあげましょう。

監修/高山 かおる
一般社団法人足育研究会代表。専門は、接触性皮膚炎、フットケア、美容。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。
URL:http://www.sokuiku.jp/
ライター/及川夕子
メノポーズカウンセラーや健康食品コーディネーターの資格を生かし、美容・健康・医療分野を中心に、新聞、雑誌、WEBメディアなどで、コラムや連載記事の取材・執筆を行っている。書籍の企画や編集、執筆も手掛ける。
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