アシノコト
2016/10/17

踵の痛みがある靴……それでも履きたいあなたへ! 対処法教えます

クリップ

歩くとき、踵に痛みを感じている人は多いようです。新しい靴でも無いのに何故?と不思議ですが、済生会川口総合病院皮膚科・高山かおる医師によると、その痛みは「足底筋膜炎(そくていきんまくえん)」の可能性があるそうです。今回は、靴擦れとは違う、踵の痛みについて解説します。

踵の痛みを引き起こす「足底筋膜炎」ってどんな病気?

足の甲の骨はアーチ状になっていて、体重を支え、衝撃を吸収するクッションのような役割をしています。そのアーチを支えるのが、足の裏に薄い膜のように張っている「足底筋膜」。足底筋膜炎とは、この足底筋膜に細かい断裁が入り、炎症が起きた状態のことをいいます。

「足底筋膜炎になると、かかとの骨の前あたりにトゲのような骨が出来て内部で刺さってしまうことがあり、朝起きたときや立ち上がったとき、踏み込んだときに足に痛みが走ります。外反母趾の人や足に変形がある人など、足の動きが弱く、重心が偏っている人などによくみられます。」(高山かおる先生)

足底筋膜炎になる原因はさまざまですが、日常的にスポーツなどを行っている人や、肥満体型で常に足に負荷がかかっている人は特に注意が必要です。女性の場合、ハイヒールや、大きすぎたり小さすぎたりと、足に合わない靴を履き続けることによって足に負担がかかり続けることも原因の一つと考えられます。

休養が一番の薬!?踵が痛くならないための対策とは

image01_踵が痛くならないための対策とは

足に過度な負荷がかかり圧迫された状態が続いていることが原因なので、必要な治療法は足を休ませることです。毎日続けられる簡単なストレッチが効果的です。

「ゴルフボールストレッチなどで、硬くなった足底筋膜を毎日ゆるめることが大切です。ヒールを履いて緊張していた足もほぐれますので、帰宅後などに行うのがおすすめです。」(高山かおる先生)

ゴルフボールストレッチは、床に置いたゴルフボールを土踏まずのあたりに当て、軽く体重をかけながらコロコロと動かすストレッチ方法。足底筋膜がいい具合に指圧され、ほぐれるのだとか。痛みを感じるほど強く刺激し過ぎないように気をつけましょう。

ほかには、昔ながらの健康法である青竹踏みも手軽に実践できるのでおすすめです。足裏のストレッチは、朝起きたときと帰宅後の計2回を目安に。しかし、続けることが大切なので、自分のやりやすい時間帯や方法を選ぶとよいでしょう。

「ストレッチのほかには、足への負担がかかりにくい靴選びも大切です。アーチを保持するインソールを利用したり、スニーカーなどの紐靴でしっかりと足の横幅を締めましょう。」(高山かおる先生)

足底筋膜炎は、あまりひどくなると手術の必要性も出てくるそうです。お気に入りの靴を履きたい場合は、インソールを取り替えて足裏への負担を軽減したり、週に何度かはスニーカーを履いて足を休めるなどの工夫が必要です。

また、疲れた足は毎日のケアでしっかりと足裏をほぐし、リラックスさせましょう。

監修/高山 かおる
一般社団法人足育研究会代表。専門は、接触性皮膚炎、フットケア、美容。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。
URL:http://www.sokuiku.jp/
ライター/酒井理恵
ライター、編集者。情報誌の編集として働く傍ら、美容・ファッション・健康関連記事の執筆を多く手掛ける。足の小ささと外反母趾が悩み。
0件の「いいね!」がありました。
  • velikokoラクチンきれいシューズ
  • ラクチンきれいパンプス開発ヒストリー