アシノコト
2016/01/13

靴底のつま先部分のすり減りの修理方法とは!?

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かかとの次に、靴底ですり減りが気になるのがつま先です。つま先を補修せずに履くことで起こってしまう靴へのダメージを解説。その補修・補強方法についてご紹介します。

婦人靴のパンプスは華奢に見せるために靴底が薄く加工されており、あっという間にすり減ってしまいます。そうなる前に、またそうなってしまった時にできることを知っておけば、靴底の状態を気にせずオシャレを楽しんでいただけます。

すり減る原因は靴底の硬さ! 履き始める前にできる事

つま先がすり減る原因は、靴底の硬さにあります。硬い靴底のままでは、歩く時につま先で蹴り出すさらに歩くことになるため、つま先があっという間に削れてしまいます。履き始めて間もないのにつま先がすり減ってしまうと、この先が心配になりますが、誰にでもできる対策法があります。

それは靴のつま先部分を思い切って曲げることです。

No15_01_r_imageすり減る原因は靴底の硬さ! 履き始める前にできる事
※参考画像
http://livedoor.blogimg.jp/qona/imgs/c/1/c17b830d.jpg

手で何度か上下に曲げ伸ばしをすることによって靴が柔らかくなり、足になじみやすくなります。靴底の返りがよくなり、かかとも地面につきやすくなります。つま先で蹴り出すことも少なくなるので、すり減りを抑えることができます。

靴底のつま先部分が、すり減り過ぎるとどうなる!?

では、すり減り過ぎるとどのような影響が出てくるかと言うと、つま先の周りに傷がつきやすくなります。それまで、地面と靴底がすれていましたが、それがなくなり今度は甲革が直接地面とすれ出し傷ついてきます。さらにすり減りが進むと、靴底に穴が空いてしまい、修理不可という状況になりかねません。

その前に修理を行えば、靴を使い続けることができるので、穴が空く前に事前に対策をとりましょう。

靴底のつま先部分も修理は可能! すり減った時にできること

では、すり減った時にできることは何かというと、つま先の補修・補強です。良く知られているのは、すり減ったつま先をゴムで補う修理方法です。

最近では、耐久性のあるウレタンゴムでできた補修材がありますので、一度修理すればしばらくは心配ありません。革底の靴で、オリジナル同様に革で補修することも可能です。

見た目は、オリジナルに最も近い形で修理可能ですが、耐久性はゴムに劣ります。また、デザインや歩き方によっては音が気になることがあるかもしれませんが、その場合は耐久性抜群のスチールを取り付けて補強するという方法もあります。

また、つま先の補修・補強も兼ねてハーフソールを貼るのも一つの手です。そして、もし甲革にダメージが及んでいるのであれば、靴磨き、補修等で修理が可能です。つま先には芯が入っていて屈曲しないため、補修方法の幅は広く、思った以上に綺麗に直せることが多いです。

華奢なパンプス、特にレザーソールのパンプスのつま先はあっという間にすり減ってしまいます。履き始めに手で靴底を上下に曲げ伸ばししておき、状況によっては早めに補修・補強をしましょう。一度補修・補強をすれば、つま先に関してはしばらく何もする必要は有りません。

ライター/長谷川 一平
修理・注文靴の制作現場での経験を元に、フルオーダーの製作、オーダー靴の製作技術からアプローチを行うBontaを経営。
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