アシノコト
2016/01/21

実はあまり知られていないピンヒールの種類とその構造

クリップ

普段何気に履いているピンヒールですが、このピンヒールにも種類が有るのをご存知でしょうか?実はあまり知られていないピンヒールの種類、知っておくとお得な知識をご紹介致します。

カツカツと音が気になるピンヒール

ピンヒールの中には、固いフロアを歩く時にカツカツと大きな音が出る物が有ります。雑踏の中を歩く時は気にならないでしょうが、静かな中を歩く時は周囲に迷惑になっていないだろうかと気になってしまうものです。

この音は、接地部の素材に原因が有ります。とにかく固い素材が使われている場合カツカツと気になる音が出ます。しかし、最近ではこういった音が気になると言う意見に対して、対策品がでております。

それは、接地部のゴムの構造が2層に分かれており、耐久性のある層とクッション性のある層の組み合わせになっているのです。

音が気になる方は、修理屋さんにピンヒールの交換を依頼される時に音が気になる旨を伝えれば、取り付け方法には相違ございませんので、材料を持ち合せているお店であれば、対策品で対応してくれます。

すり減りが早いピンヒール

ピンヒールのすり減りは避けて通れません。しかし、すり減り具合が靴によって違うなと感じた事は有りませんか?もちろん接地面積の違いにより、すり減り具合は異なってきますが、素材の違いによっても大きく異なってきます。

いつも交換してもらっている修理屋さんのピンヒールの交換サイクルが早いなと感じているのであれば、素材を疑ってみるのも一つです。修理屋さんで「すり減りが気になるから耐久リフトと交換して下さい」とお願いしてみるといいでしょう。

修理屋さん選びのいい尺度にもなるかとも思います。知識のある修理屋さんなら、しっかりとした対応をしてくださいますし、良心的なお店であれば、当店は全て耐久リフトですと答えが返ってくるでしょう。逆にウチはこれしかやらないよ、と言われる様なお店であれば、避けるというのもひとつの考え方かもしれません。

すり減ったピンヒール! 履きつづけるとどうなるの!?

もし、すり減ったピンヒールを履き続けるとどういった弊害で出てくるのでしょうか。

まず、ピンヒールのゴムが無くなると鉄の芯が出てきます。この芯をヒール本体に差し込む事で固定されているのですが、ヒール交換の際は必ずこの芯を抜く必要が有ります。

しかし、すり減ったまま履き続けると芯を抜く事が困難になってきます。抜けなくなった場合は新しいヒールを差し込む空間を作る為に、奥へ押し込む事が多いです。ヒールの高さにもよりますが、これを1、2回繰り返すともう奥へ追いやる空間は無くなり、ヒールを差し込む余裕も無くなり、もうヒール交換が出来なくなってしまいます。

また、すり減ったまま歩くと鉄で地面を踏んでいる状態になり、地面からの突き上げが大きく、足への負担が大きくなります。当たり前ですが、早め、早めの交換で靴は長持ちしますし、足への負担も少なく、足のトラブル回避にも繋がります。

小さなピンヒールにも色々種類が有って、その小さいピンで体重をささえる訳ですから、それぞれの特徴も現れやすいです。自分の靴の用途にあった素材のピンを選ぶ事でより快適に過ごす事が出来るかと思います。

 
ライター/長谷川 一平
修理・注文靴の制作現場での経験を元に、フルオーダーの製作、オーダー靴の製作技術からアプローチを行うBontaを経営。
0件の「いいね!」がありました。
  • velikokoラクチンきれいシューズ
  • ラクチンきれいパンプス開発ヒストリー