アシノコト
2016/02/25

靴底が剥がれた! そんなときは修理できるの?

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普段、何気なく履いている靴。気が付いたら、つま先やヒール部分が剥がれていた!

そんなことはありませんか? 婦人靴の靴底は、ほとんど接着してあります。靴底が剥がれてしまったときは、もちろん、修理できますので安心してください!

ご自身でできる靴底修理の応急処置

01.ご自身でできる靴底修理の応急処置

靴底の剥がれに気が付いたものの、近所に靴修理店がない。修理店に修理を依頼する時間もない。なんとかして、自分で直せないかと思いますよね。

そんな時は、ゴムや皮革用の接着剤をおススメします。専用接着剤の使い方ですが、剥がれたところに接着剤をつけて、接着剤が乾燥する前に剥がれた部分と貼り合わせ、乾くまで置いておけば大丈夫だと思っていませんか?

実はゴムや皮革用の接着剤は、接着する両面に接着剤をつけて、付属品のヘラを押し当ててもくっつかない程度に乾かしてから、ぐっと力を込めたり、ハンマーで叩いたりして、圧着するタイプが多くなっています。

使用方法を知らずに使っている方が、実はすごく多いようです。説明書に書いてあるので、しっかり読んでから使うようにしましょう。

ちなみに瞬間接着剤を使う場合は、液体タイプでなく、ゼリー状タイプを使ってください。液体タイプの瞬間接着剤は、革が吸ってしまい、くっつきません。ゼリー状タイプの瞬間接着剤は、塗ったらすぐ、しっかり押さえ、2~3分くらいはそのまま固定するのがコツだと思います。

靴修理店で靴底の修理はどうやるの?

では、靴修理店ではどうやっているのか、ご紹介します。

靴修理店では、中途半端に靴底が剥がれている場合、簡単に剥がれてしまう部分まで剥がしてしまいます。さらに、靴底に着いた古い接着剤や汚れを、出来るかぎり削り取ります。

古くなって固まった接着剤の上に、新しい接着剤を着けても、着きが悪いからです。靴底側、靴のアッパー側の接着面がきれいになったら、素材に合わせてプライマーという薬品を使って、接着剤をより強力につけるための下処理をします。

それから、皮革用の接着剤を両面にしっかり塗り込み、乾燥させて、圧着するという流れになります。

靴底の再接着は簡単に見えますが、かなり時間のかかる作業になります。できれば、靴を預ける時間を考えて、お店に持って行ってください。その方がしっかりと接着できると思います。

剥がれやすい靴のタイプは? 厚底やウェッジソールには注意!

02.剥がれやすい靴のタイプは? 厚底やウェッジソールには注意!

さて、直し方の説明をしましたが、剥がれやすい靴のタイプがあるのかどうかという点も気になりますよね。

やはり形によって、傾向があります。一番剥がれやすいのは、厚底ブーツ。ウェッジソールのブーツも剥がれやすいようです。

短靴は、足首から下の浅い靴なので、靴底が柔らかく、かかとが抜けやすくなっています。しかし、靴底が厚いブーツは、靴自体が曲がりにくく、さらに足首で固定されてしまうので、かかとが抜けにくくなっています。その分、靴底との接着面に負担がかかって、かかと部分が剥がれてしまうのです。

同じくらい多い例が、何年も履かずにしまっていた靴を、久しぶりに履こうと出したら、靴底が剥がれ落ちるパターン。こちらは、接着剤や靴底自体の劣化が考えられます。冠婚葬祭用にしている靴などは、注意が必要ですね。

諦めてしまいがちな、靴底の剥がれ。直せばまだまだ履くことが出来ます。特にソール以外の靴革がきれいな場合は、靴修理店に相談してみましょう。きれいに蘇らせることが出来ますよ!

 
ライター/高見 雅治
靴修理店doekを経営。ハンドバッグメーカーに勤めていた経験を活かし、相談から作業まで一括自身で修繕を行っている。
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