アシノコト
2016/11/18

プロの技をちょっと覗き見! 靴磨きの極意

クリップ

靴の修理店や、靴磨きの専門店。ご自身でできる靴磨きとは、どこが違うのか?実際に専門店でやっているお手入れを少しだけ教えちゃいます!

基本的な靴磨きの流れ

皆様、靴磨きご自身でされることもありますよね? でもなかなか、専門店で扱っているような道具を一式、揃えている方はいないかと思います。専門店でやっている靴磨きの流れをまずは、ご紹介いたします。

  1. 毛の柔らかい馬毛のブラシを使って全体のホコリを払うようにブラッシングする
  2. 専用のやや粗めの布とクリーナーを使って、汚れや以前塗ったクリームを落とす
  3. 靴の色に近い色の靴クリームを用意し、小さなブラシを使って、円を描くように、むらなく全体に塗布する
  4. やや毛の固い豚毛のブラシを使って、余分なクリームを取りつつ、全体になじませる
  5. 柔らかい布や、乾拭き用のグローブを使って、全体をしっかり乾拭きして、ツヤをだせばできあがり!

色褪せた革の補色

通常は靴と近い色の靴クリームを全体に塗りこむことで、擦れた部分の色落ちや、乾燥による色褪せは、きれいに戻すことができます。ですが、長く履いていると、どうしても靴クリームだけでは補色しきれない、キズや色褪せが出てきてしまいます。

そんな時、専門店では、より着色力の強いクリームや、皮革用の染料や顔料を使って、靴の色をなるべく元に近い状態に戻していきます。着色力の強いクリームで処理できるような場合は、皆様でも近い色の物が手に入れば、できるかと思いますが、染料や顔料は調色が必要となり、なかなか一般の方がやるには難しい処理となります。

作業的にも、全体の汚れをクリーナーよりさらに強力な溶剤でふき取り、着色、色止め、仕上げと、時間をかけて仕上げてく作業になります。

靴に傷がついてしまっていたら

お気に入りの靴、つま先などをぶつけて傷がついてしまうと悲しいですよね。細かい擦れや浅い傷であれば、靴クリームを塗ってしっかり磨くだけでも、だいぶ目立たなくすることができます。

ですが、それでも目立ってしまう場合、専門店ではヤスリやパテ(硬化性の補修剤)を使って傷を目立たなくする、場合によっては埋めていくような作業をします。革の表面をヤスリで削る作業は、傷自体を浅くし、目立たなくすることができます。

それでもダメな場合は、皮革用のパテを使って傷を埋め、靴の色に限りなく寄せた顔料を作り、色をつけて目立たなくしていきます。顔料は塗りすぎてしまうと、剥がれたり、風合いが良くなくなったりするので慎重さが必要な作業になります。

ご自身でもできる靴磨き。しかし、プロにはプロにしかできない技があったりします。ご自身でチャレンジして、それでも手におえない時は、専門店に相談してみてくださいね!きれいに直してくれますよ!

 
 
ライター/高見 雅治
靴修理店doekを経営。ハンドバッグメーカーに勤めていた経験を活かし、相談から作業まで一括自身で修繕を行っている。
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