アシノコト
2017/01/13

ベロア、ハラコ、ファーなど珍しい素材の靴…実はお手入れが簡単だった!?

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一見、ベロアなどの珍しい素材はお手入れ方法が難しそうですが、セルフケアは意外と簡単なようです! 靴のスペシャリスト:飯野 高広さんに素材の特徴や扱い方、長持ちさせる保管方法など詳しく教えていただきました。

冬に人気の珍しい素材…その微妙な違いとは

ベロアパンプス/リップスター(LIPSTAR)

ベロア、ハラコ、ファーなど冬を代表する素材には、微妙な違いがありました。

「これらは大きく分けてベロア素材と、ハラコ・ファー素材に分けられます。どういう事かというと、ベロア素材は革そのものを起毛させたもので、ハラコ・ファー素材は毛皮をそのまま生地として使っているものという違いがあります。しかし、お手入れ方法はどちらも基本的に同じで、とてもシンプルです」(飯野さん)

革と毛皮の素材の違いはあれど、どちらも「起毛」しているものなので、ケア方法は同じなんだとか! 

とっても簡単!今すぐできるお手入れ方法とは

ここでは、飯野さんに伝授していただいたお手入れ方法をまとめました!ぜひ、試してみてくださいね。

1.ブラッシングをする

ベロアやハラコは起毛している素材のため、ブラッシングで毛並みを整えることがポイントです。ようするに「毛づくろい」で綺麗な見た目を保つことができるのです。起毛素材向けの専用ブラシが市販で売られているため、こちらを用いるようにしましょう。1つの方向にむかって撫でるようにすることが、ブラッシングをかける時のコツです。

2.専用スプレーを吹きかける

ブラッシングをした後は、スエード用のスプレーや、ベロアなどの毛皮素材専用のスプレーを吹きかけましょう。こちらも市販で売られているため、簡単に手に入ります。これらのスプレーは髪で例えると、コンディショナーのようなもので、艶を出し美しく見せることができます。

ベロアなどの起毛素材の保管方法とは

飯野さんによると保管方法に関しては、他の靴と全く変わらないとのこと。ここでは靴の保管方法についてまとめましたので、ご存知の方もおさらいしておきましょう。

1.インソールや内側を拭く&ブラッシング

まずは、除菌可能なアルコールウェットシートなどで、インソール(中敷)や内側を拭くようにしましょう。そうすることで、汗や汚れによる雑菌の繁殖を防ぎます。上記で紹介しているブラッシングなどのお手入れも、忘れずに行いましょう。

2.しっかりと乾かす

シーズンが終わったからといってすぐに靴箱には入れず、ゆっくり乾かした後で靴箱や押し入れで保管するようにしましょう。直射日光の下だと革が痛んだり、色が抜けてしまう可能性があります。日光が差し込む窓辺や玄関などで乾かすようにしてください。

3.靴箱を開ける、場所を移動させる

空気の滞留を防ぐことで、溜まっていた湿気を飛ばすことができ、カビの発生を防ぐことができます。1日に1回は靴箱などの保管場所の扉を開けるようにしましょう。保管場所を少し移動させるだけでも効果的です。

ベロアやハラコなどの珍しい素材の靴は、高価のものが多いですよね。少しでも長持ちさせるために、シーズンが終わって保管する前には、これらの3STEPを忘れずに行うようにしてくださいね。

ベロアなどの起毛素材は雨に強かった

ベロアやハラコ、ファーなどの起毛素材は、高級なイメージがあるため「雨に弱い」と思われがちですが、実はそうではないそうです。

「これらの素材は表面が毛羽立っているため、水に濡れた時に表面張力が働きます。そのため、普通の革よりも撥水性が強いのです。よくあるスエード素材は、雨や雪の日に履くと染みになったり、色落ちしてしまう場合もあります。しかし、ベロアなどの起毛素材は撥水性があるため、そういったトラブルはほとんどおきません」(飯野さん)

確かに、雪国に住まれている方はよく毛皮の靴やコートを着用されていますよね。それでも心配だという方は、お手入れの時に市販の撥水スプレーも合わせて吹きかけておくといいそうです。

雨や雪の日もお洒落をしたい時は、ベロアやハラコ、ファー素材の靴に限りますね! このように靴の特性を知って臨機応変にファッションを楽しむことも、お洒落上級者への第一歩かもしれません。

 
 
監修/飯野 高広
服飾ジャーナリスト。雑誌やWEBへの寄稿で活躍する傍ら、服飾系専門学校で近現代ファッション史の講師も務める。
URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4023308226/elastic0f-22/ref=nosim/
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