アシノコト
2017/02/20

どこまでが限界? 靴の寿命って?

クリップ

どんなにお気に入りの靴でも、長く履いているとどうしても傷んできてしまいますよね。
それでも、捨てるに捨てきれない…。どんなタイミングで、諦めればよいのでしょうか。

アッパーが破れちゃった

靴の上の足を入れる部分をアッパーと言います。それに対して下の部分は靴底です。靴底に関しては実はほとんどの場合、ある程度お金をかけることで修理することが可能です。

しかしアッパーはというと…。ほつれたり擦れたりといった状態であれば、縫い直したり磨きなおしたりすることで、履けるように直すことができます。ですが、履きじわの部分や靴底との接着面に近い部分などが破れてきてしまうと、根本的に直すことはできなくなってしまうケースが多いです。

上に革などを当てて縫い付け、パッチワークのようにすれば出来なくはないのですが、どうしても元のデザインは損なわれてしまいます。アッパーの部分が破れて、足が見えてしまうような状態であれば、残念ですが限界が近いかもしれません。

靴全体がゆがんでいる!

靴全体のゆがみ、これ実は割と見逃しがちですが、パンプスなどでは割と多くみられる状態です。長く履いているパンプスが「なぜだかカカトが外側に倒れるようになった」なんてことありませんか?それは、靴全体が捻じれてゆがんでしまったのかもしれません。

パンプスを置いた時に倒れたり、ヒールが地面に対して直角でなくなっていたら要注意です。この状態になると、いったんは力技で元に戻すことができるのですが、またしばらく履いていると、どうしても同じ方向にゆがんできてしまいます。

歩きにくいのはもちろん、立っているだけでも地面に対して真っすぐ力が入らない為、靴だけでなく体のゆがみの原因になることもあります。気に入っているからといって、あまり無理をして履き続けるのは良くない場合もあるので気を付けてくださいね。

素材自体がもうボロボロ?!

本革の靴は比較的なりづらいのですが、合成皮革の靴やウレタン底の靴は、素材自体が劣化することがあります。パンプスの裏地に使われていて、表の革は大丈夫なのに中だけボロボロと崩れてきてしまうことがあります。

部分的な補修はできても、全体に同じ素材が使われていると、完全に取り換えることは難しい為、直すことができません。裏地ならまだよいですが、アッパーが合成皮革の場合は履きじわの部分が割れてきたり、場合によっては表面がめくれてきてしまうなんてことも。

部分的に接着してあげても、土台ごと崩れていく場合がほとんどなので、修理できない場合がほとんどです。素材自体が劣化し始めたら、限界が近いと考えてください。

どんなに大事に履いても、残念ながら寿命が来てしまうこともあります。見た目だけの問題であればまだよいですが、身体のゆがみの原因になっては大問題ですし、靴底の劣化具合によって歩くこともままならなくなります。必要に応じて修理することはお勧めしますが、限界はあるので、その点を踏まえて、新しい靴を新調するかの参考にしてみてくださいね!

 
 
ライター/高見 雅治
靴修理店doekを経営。ハンドバッグメーカーに勤めていた経験を活かし、相談から作業まで一括自身で修繕を行っている。
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