アシノコト
2017/02/25

巻革交換で生まれ変わるってホント!? ヒールの修理について

クリップ

歩いているだけでなぜかすぐに傷がつくヒール部分……そんな時は、「巻革交換」の修理で生まれ変わるって知っていましたか? 

今回は、その方法でヒールの修理が可能なケースについて、靴のスペシャリストである飯野 高広さんに詳しくお伺いしました! 

ヒールの修理「巻革交換」ってなに!?

私たちがよく履く4.5cm~7cmのスタック革ヒールなどは、巻革交換が可能なようです。

「ヒールのスタック革を全て引っぺがして新しくつける修理を巻革交換といいます。スタック革とはヒール専用の革のことで、ヒールの土台のほとんどはがちがちのプラスチックです。まったく同じ革と交換できることは珍しいですが、修理屋さんには専用の素材があるので色や質感を選ぶことができます」(飯野さん)

歩いていると道路の隙間にハマってしまったりして傷つきやすいヒールですが、革ごと交換ができれば綺麗に生まれ変わるので安心ですね。

「巻革交換」にかかる時間って!? ヒールが生まれ変わるスピード

では、ヒールの修理「巻革交換」にかかる時間はどのくらいなのでしょうか? 詳しく聞いてみると……

「修理屋さんやヒールの形・長さ・素材によって違うのですが、2~3日のお預かりの修理となります。修理屋さんに持っていってすぐに直してもらえるということはありません。革をはがすだけでなく、新しい革をヒールに合わせて切りなおし、貼り直す作業が必要です。また、どちらか一方だけでなく両方の交換になるため、手間がかかります」(飯野さん)

なるほど。ヒール1つとっても修理には、職人さんの技術が必要になってくるわけですね。

ヒールの修理は自分でもできるってホント!?

しかし、ヒールについた傷の修理は自分でもできると聞いたことがあります。いったいどういうことなのでしょうか? 

「線状の浅い傷なら、市販の靴クリームでごまかすことができます。スタック革と同じ色のクリームを布に取り、傷がついている部分に馴染ませると、目立たなくすることができるでしょう。
しかし、ヒールの革がめくれて土台のプラスチックが見えてしまっている場合では、そういったセルフケアは通用しません。全て引っぺがしてから新しい革を貼り付ける巻革交換が必要になりますので、靴の修理屋さんのプロに任せるようにしましょう」(飯野さん)

とくにピンヒールは華奢なつくりなので、道路の溝やエスカレーターなどで傷つきがちですよね。しかし、「巻革交換」ができると知っていれば安心してお洒落が楽しめそうです。

「修理」は、モノを長持ちさせるためには欠かせません。こういった知識を増やしておくことも、素敵な女性になるための秘訣かもしれませんね。

 
 
監修/飯野 高広
服飾ジャーナリスト。雑誌やWEBへの寄稿で活躍する傍ら、服飾系専門学校で近現代ファッション史の講師も務める。
URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4023308226/elastic0f-22/ref=nosim/
ライター/二本柳百合子
化粧品メーカーにて、コンテンツ制作とサイト運営に携わる。恋愛ストーリーにコスメを絡めた商品漫画、小説、動画の企画制作を担当し、現在は美容ライターとして活躍中。
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