アシノコト
2017/03/14

防水・撥水加工をしておいた方がいい生地って!?靴を長持ちさせる方法

クリップ

雨の日以外でも防水や撥水加工をした方が、長持ちする靴があるようです。そもそも防水と撥水加工の違いってなんなのでしょうか? 加工すべき季節や自宅で簡単にできるセルフケア方法を、靴のスペシャリストである飯野高広さんに詳しくお伺いしました!

「防水」と「撥水」は全く違った!正しい素材と生地について

「防水は、例えばゴム製の長靴など、素材から水分と風を通さないものを指します。一方、撥水は生地にコーティングをしてほどよい通気性を保ちながらも水分を通さないようにすることです。そのため、街中の靴屋さんで防水と謳われているもののほとんどは、実は撥水加工のものが多いです」(飯野さん)

つまり、「防水」という言葉を広告・宣伝の効果を狙って、防水でない素材・生地の靴にも使用されることが多い傾向にあるということですね。正しくは、「防水加工」ではなく、「撥水加工」という表現が適切だということになります。

とくに撥水加工をしておいた方が靴って!?

飯野さんによると、とくに「薄い色」の婦人靴は、普段から撥水加工をしておいた方がいいそうです。

「本皮製のものなど、いい靴はなるべく雨の日に履かないようにするなど、濡らさないようにケアすることが一番です。中でも薄い色の靴は、水の汚れが目立ちやすく、全体の色合いが変わってしまうこともあります」(飯野さん)

婦人靴にはベージュ系やピンク系など薄い色のアイテムが多いため、注意した方がよさそうですね。大切な靴を長持ちさせるための予防方法についてもお聞きしました。

「効果的な対処方法としては、購入時に市販の撥水スプレーを吹きかけておくことです。そうして撥水加工をしておくことで、水だけでなく、汚れも防止することができます」(飯野さん)

撥水スプレーは生地の表面をコーティングしてくれるので、万が一、水分や汚れがついてしまっても、比較的に簡単に落としやすくなるそうです。これは撥水スプレーを買っておかない手はないですね!

撥水スプレーを靴の素材によって使い分ける必要はない!?

靴には様々な種類があります。撥水スプレーを靴の素材によって使い分ける必要があるのかどうか、飯野さんにお伺いしました。

「撥水スプレーは、1本持っていればOKです。昔は撥水力の強いシリコン系のスプレーが主流でしたが、素材によっては靴の色がぼやけてしまうという欠点がありました。しかし、最近ではどんな素材にも対応できるフッ素系のスプレーがほとんどなので、原則は変わりません」(飯野さん)

素材によって使い分ける必要はなく、市販の撥水スプレー1本だけでケアできるのは、靴箱がかさばらなくて嬉しいですね。

注意しておきたいこと

飯野さんによると、撥水スプレーを使った靴のケアで、注意しておくべき点が2つあるそうです。下記にまとめましたので、撥水スプレーを使う前に確認しておきましょう! 

  1. スプレーだけに頼りすぎない
    毎日、撥水や防臭のスプレーをかけたり、「スプレーをかける」という行為だけで靴のお手入れができていると感じている人も多いようです。当然ですが、汚れがつけばふき取ること、水に濡れれば乾かすことが必要になります。スプレーをかけることだけが靴のお手入れではないということは、念頭に置いておきましょう。
     
  2. 撥水スプレーは、屋外で使用する
    撥水スプレーは「フッ素系」のものが多く、これを犬や小鳥などのペットが吸ってしまうと、鼻が詰まってしまい、呼吸困難になる可能性があります。

    また、玄関で撥水スプレーを使用すると、誤って床がコーティングされてしまい、つるつると滑りやすくなる危険性もあるため、必ず屋外で使用するようにしましょう。 

今回、取材をさせていただいて、「防水と撥水の違い」や「使用上の注意」など目からうろこの情報ばかりでとても勉強になりました。正しく撥水スプレーを使用して、お気に入りの靴を長持ちさせたいと思います!  

 
 
監修/飯野 高広
服飾ジャーナリスト。雑誌やWEBへの寄稿で活躍する傍ら、服飾系専門学校で近現代ファッション史の講師も務める。
URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4023308226/elastic0f-22/ref=nosim/
ライター/二本柳百合子
化粧品メーカーにて、コンテンツ制作とサイト運営に携わる。恋愛ストーリーにコスメを絡めた商品漫画、小説、動画の企画制作を担当し、現在は美容ライターとして活躍中。
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