アシノコト
2017/05/11

知って得する!擦れてボロボロになりやすい靴の履き口やかかとの修理

クリップ

履き口やかかとの内側は、革に穴や擦り切れが起きやすく、破損しやすい場所……。

そこで今回は、靴のスペシャリストである飯野 高広さんに、「すべり革・すべり口の修理」のことについて詳しくご説明いただきました。

そもそも、すべり革・すべり口ってどの部分のこと? 


すべり革・すべり口とは、画像の丸で囲まれている、かかとの上部分を指します。

飯野さんによると、すべり革・すべり口は一見目立たない場所ですが、靴修理の依頼を受けることが多い箇所だそうです。

すべり革・すべり口が破損する主な理由としては、以下の2つが挙げられます。

理由その1:足の骨の出っ張りや、肉づきが原因に


かかとの骨が一部出っ張っていたり、魚の目やかかとが肉厚の方は、すべり革・すべり口の部分だけが削れてしまいやすいそうです。

「すべり革やすべり口の破損は、性別や靴の種類に関係なく起こってしまうもの。破損自体は仕方がないことですが、そのまま放置しておくと修復困難な状態になることがあります」(飯野さん)

どんな靴を履いていても、破損は起きるので、修復困難になる前に修理し、お気に入りの靴を長持ちさせましょう。

理由その2:脱ぎ履きを重ねることによるダメージ


靴を脱ぎ履きすると、当然ながらすべり革・すべり口と足のかかと部分が擦れてしまいます。その摩擦により、すべり革・すべり口がボロボロになるのです。

当然ながら、靴を履いたり、脱いだりする回数が多いと、その分だけすべり革・すべり口が擦れてしまいますので、ボロボロになりやすいです。

そこで、少しでも長持ちさせるために登場するのが靴べらです。靴べらを使えば、靴を履く時にすべり革・すべり口と足のかかと部分の間に靴べらを挟むので、擦れを防いでくれます。

「靴べらを使わないと、すべり革・すべり口部分を踏みつけてしまう恐れもあり、気をつけたいところです。すべり革・すべり口に無理な力をかけずに、スムーズに履くことが長持ちさせるポイントです。」(飯野さん)

すべり革・すべり口は、ダメージを受けやすい部分だからこそ、普段からきちんと意識してケアを行いたいですね。

靴のすべり革・すべり口の修理はどうやって行うの?


大事に履いていたけど、壊れてしまった……。

そんなとき、すべり革・すべり口の修理はどうやって行うのでしょうか? 飯野さんに伺いました。

「すべり革・すべり口の削れてしまった部分や、穴が空いてしまったかかと部分に、新しい皮を覆いかぶせる修理方法が一般的です。同じような皮を使い、外側から内くるぶし側にかけて丸々破損部分を隠すことができる修理になります」(飯野さん)

すべり革・すべり口の修理は、お気に入りの靴を大切に長持ちさせたい人にはおすすめの方法ですね。 

どのくらいの時間がかかるの? デメリットはあるの?


さらに飯野さんに、修理にかかる時間や、修理することのデメリットについてもお答えいただきました。

「もちろん、店舗ごとに修理にかかる時間や値段は違ってきます。だいたいの目安としては1週間~10日ほどかかるところが多いようです。すぐにできるものではないため、余裕をもって修理に出すようにしてください。 また、デメリットとして、修理して上から皮をかぶせた痕跡がどうしても残ってしまいます。目立たなくなってはいるものの、修理痕が気になる方はいるかもしれませんね。」(飯野さん)

すべり革・すべり口は気になるトラブルの一つですが、今回ご紹介した方法を参考に、おしゃれを楽しんでみてください。

 

 
 
監修/飯野 高広
服飾ジャーナリスト。雑誌やWEBへの寄稿で活躍する傍ら、服飾系専門学校で近現代ファッション史の講師も務める。
URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4023308226/elastic0f-22/ref=nosim/
ライター/二本柳百合子
化粧品メーカーにて、コンテンツ制作とサイト運営に携わる。恋愛ストーリーにコスメを絡めた商品漫画、小説、動画の企画制作を担当し、現在は美容ライターとして活躍中。
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