アシノコト
2017/05/13

靴のサイズ調節は購入時にしておくべき!?専門家に聞いてみた!

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購入した靴を履いてみると、部分的にサイズが合わず、違和感を感じてしまうことはありますよね。
そのお悩みを解消できるのがサイズ調整の修理です。

では、いったいどのタイミングで行えばよいのでしょうか? 

靴のスペシャリストである飯野 高広さんに、
サイズ調節の方法やかかる時間、デメリットまで、詳しく伺いしました。

靴のサイズ調節が必要な場合は、2パターン

靴のスペシャリストである飯野さんによると、靴のサイズ調節が必要な場合は、次の2パターン が挙げられます。
 

●パターン1 全体的な調整
履いた時に、靴が全体的に「小さい」とか「大きい」とか感じる場合

●パターン2 部分的な調節
小指やかかとなど、どこか一部だけ強く当たっていると感じる場合
 

「とくに心配すべきなのは、部分的な調節が必要なパターン2の場合です。女性だと、靴のサイズそのものは合っているが、足の一部だけがピンポイントに当たって痛い部分があると、外反母趾などに進行してしまうことがあります」(飯野さん)

続いて、パターンごとに細かくアドバイスをいただきましたので、チェックしていきます。

靴のサイズ調節 パターン1:全体的な調整が必要な時の対処法 

靴のサイズに関するこのパターンのお悩みは、修理に出す必要もなく、とても簡単に予防ができます。

「靴を購入する段階でサイズが大きい、小さいと分かっているのであれば、その靴は……諦めましょう。

日本だと0.5cmごと、海外だと37と2分の1といったように、靴は非常にサイズ設定が細かいです。そのため、はじめから最適だと感じる靴を買うべきであり、満足感を得るには必然といえます。

男性は大きめのものを、女性は小さめのものを買ってしまいがちです。デザインのみ気に入っているものは諦めてしまった方が、心と体にはいいです」(飯野さん)
 

SALEの時などはついついコスパとデザイン重視で買ってしまいがちですが、やはり心と体(足)の快適さは大切です。
しかし、「どうしても諦めたくない!」という人には、2つの方法があるとのこと。

 

●靴のサイズが全体的に大きいと感じた時の対処方法
 

  • 中敷、インソールで調節をする

靴にかかとがついているものに限りますが、市販されているインソールを一度、試してみるのをおすすめします。

靴のスペシャリストである飯野さんによると、1枚入れることで「0.25~ハーフサイズ程度、履き心地が変わるそうなので、サイズ調節が可能になります。
 

  • すべり革の修理で調節をする

また、インソールを入れても大きいと感じた場合は、「すべり革」の修理を試してみましょう。

すべり皮にはいくつか厚みがあるため、やや厚いものを使って補強してあげることで履き心地が変わり、フィット感が増します。

「すべり革の修理」についてはこちらをご覧ください。
 

  • 舌皮の貼り付け式パッドで調節をする

ひも靴の場合は、ひもの下部分にベロのような形をした布地があります。
これを舌皮といいます(英語でタンと呼びます)。

この部分に貼るための専用パッドが市販されているため、装着することで甲の部分のフィット感が増します。
 

●靴のサイズが全体的に小さいと感じた時の対処方法
 

靴の専門家である飯野さんによると、靴のサイズを全体的に小さいなと感じる場合は、要注意だそうです。

「靴のサイズが全体的に小さい場合、外反母趾、ハンマートゥ(足のゆびが変形してしまう病気)などに発展してしまう可能性があります。

また、関節部分に魚の目ができてしまうなど、長期間、窮屈な靴を履くことは、なるべく避けた方がよいでしょう。

靴には構造上、つま先とかかと部分に芯が入っていて、それ以上は伸びないようにできています。それを無理やり伸ばそうとすると負荷がかかって、靴にもよくありません。」(飯野さん)
 

全体的に靴のサイズが小さい場合は、ぐっと我慢をして「縁がなかったんだ」と思うようにしましょう。
それも、「賢くおしゃれを楽しむ方法」の一つです。
 

靴のサイズ調節 パターン2:部分的な調整が必要な時の対処法

続いて、靴のサイズ調節が必要な場合のパターン2「部分的な調整」についてご紹介します。
 

●部分的に大きいと感じた時の対処方法
 

  • 靴擦れをおこしてしまっている場合

靴のサイズが大きくて靴擦れをおこしてしまって痛む場合は、舌皮に貼り付け式パッドを貼ってあげると解消やすいです。

また、すべり止め専用パッドも販売されているため、一度試してみるのもおすすめです。
 

  • 親指の部分だけ大きいと感じた場合

前半部分だけの中敷=ハーフソールが市販で購入できるため、こちらを敷いてあげるといいです。

ハーフソールにすることで前半部分に空いていた空間をつめることになり、気になっていた親指周りのフィット感が増します。
 

●部分的に小さいなと感じた時の対処方法
 

  • セルフでサイズ調節する場合

芯が入っていない革製の靴であれば、ある程度伸ばすことが可能です。

また、スウェードなど軽度なものであれば、「ストレッチスプレー」といって皮を伸ばす薬、塗り薬が販売されているため、使用してみることをおすすめします。

革が部分的に伸びて、徐々に快適になっていきますので、ぜひ試してみてください。
 

  • 靴の修理屋さんでサイズ調節する場合

靴の修理屋さんにいくと、「横幅」を伸ばすことが可能です。

修理屋さんでは、業務用の薬剤を塗り、専用のストレッチマシーンで徐々に横に伸ばしていきます。

かかとや骨が出っ張った部分の痛いところのみ、靴の革を外側に伸ばすことができます。
合皮や布は伸ばすことが難しいものの、種類によっては伸ばせるものもあるため、修理屋さんに相談しましょう。
 

  • 部分的にちょっと違和感がある時の対処法

「専用の靴下」というものを用意して靴の違和感を調節ができます。

女性の場合は薄いストッキングの着用が多いので、厚めの靴下やパンストに変更するだけでも、履き心地が変わってきます。
 

いかがでしたか? 

今回は、靴のサイズが「大きい」、「小さい」と感じることへの対処法をご紹介しました。

おしゃれを快適にする方法はまだまだたくさんあるので、いろいろ試してみてください。

 
 
監修/飯野 高広
服飾ジャーナリスト。雑誌やWEBへの寄稿で活躍する傍ら、服飾系専門学校で近現代ファッション史の講師も務める。
URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4023308226/elastic0f-22/ref=nosim/
ライター/二本柳百合子
化粧品メーカーにて、コンテンツ制作とサイト運営に携わる。恋愛ストーリーにコスメを絡めた商品漫画、小説、動画の企画制作を担当し、現在は美容ライターとして活躍中。
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