アシノコト
2017/08/28

汚れやすい真っ白の靴を長持ちさせるお手入れ方法

クリップ

たくさん履いた靴たちも、きちんとお手入れをしてから収納しないと、次に履くときには黄ばんで薄汚れた感じになってしまうことも……。

特に真っ白な靴の汚れに、悩まされている方も多いのではないでしょうか? 

そこで、今回は靴のスペシャリストである飯野 高広さんに、汚れをスッキリ落とすお手入れ方法をお伺いいたしました! 

白い靴を収納する前に、ぜひチェックしてみて下さいね。

「白い靴」の素材は3種類あった!

それぞれのお手入れ方法とは 飯野さんによると、「白い靴」には素材が大きく分けて3種類あるそうです。

お手入れが簡単な順から、その方法を含めてご紹介いたします。

その1:普通の革靴

普通の革の場合はお手入れが最も簡単で、サンダルやメッシュ素材の靴などにも多く使われている素材です。


革に色を出す材料には、染料(内部に浸透させて色を出す)か顔料(表面に乗せて色を出す)が使われています。

そして「白色」は本来、顔料でしか出せない色なので、一般的な白の革靴にはその表面に顔料をかなり厚めに乗せているのでクリーナーで汚れを落とすと、その顔料も一緒に落ちてしまう可能性があります。


それでも、「白さ」は比較的しっかり残りますが、より安全な方法もあります。

それは、白の革靴の場合は、「無色(色が付いていないもの)」の乳化性靴クリームを入れること。


もし、色褪せが目立つようなら「白色」の乳化性靴クリームでお手入れするようにしましょう。

その際、「無色」と「白」の乳化性靴クリームは、色味が非常に似ているため、購入時には間違わないようにご注意くださいね。

その2:キャンバス素材の靴


キャンバス素材の靴はスニーカーによく使われている布素材です。

これは、専用の洗剤でお手入れする方法がベストなんだとか。
 

この洗剤は、市販で簡単に手に入ります。

汚れや黒ずみが目立つ場合には、酸素系の漂白剤を併用しましょう。

塩素系のタイプは作用が強力なため、靴の金具などのパーツを痛める可能性もあり、できれば酸素系にしましょう。
 

また、これらの専用の洗剤や漂白剤は共に弱アルカリ性のため、紫外線に反応して表面に黄ばみを引き起こす傾向があります。
 

靴を洗った後は、仕上げとして「弱酸性のボディソープ」で一度、洗っておくことがポイントです。

薄めたお酢で軽く洗うのでもOK。
そうして表面を中性に保つことで黄ばみを防ぐという一手間が、靴を長持ちさせるお手入れ方法なのです。
 

その3:スエードの靴


実は、スエードの靴が一番「白」を保てないばかりか、回復も難しい素材なんだとか。

スエードの素材は表面を起毛しているため、色をつける顔料が定着できません。
 

そのため、白色のスエードにする時は、一度ベージュ色に染めた後、業務用の「蛍光増白剤」で処理して、白く仕上げています。

この「蛍光増白剤」が、靴を愛用しているうちに表面から抜けてしまうと、次第に靴の表面の色がベージュっぽくなってきてしまうのです。
 

そして、「蛍光増白剤」は市販されていないため、元通りの白さには回復できません。

靴のスペシャリストである飯野さんによると、これは経年変化の「アジ」として受け止めるしかないとのこと。


スエード靴専用のクリーナーと、無色のスエード専用スプレー(※撥水スプレーとしてしばしば間違われますが、全く異なるものなので要注意!)でのお手入れをしつつ、経年変化を受け入れ、楽しむくらいの気持ちが必要かもしれません。
 

これで、真っ白な靴の汚れに、悩まされることもありませんね。

しっかりとお手入れをしながら、経年変化を「アジ」と捉えつつ、長くオシャレを楽しんでいけたらすてきですよね! 

 
 
監修/飯野 高広
服飾ジャーナリスト。雑誌やWEBへの寄稿で活躍する傍ら、服飾系専門学校で近現代ファッション史の講師も務める。
URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4023308226/elastic0f-22/ref=nosim/
ライター/二本柳百合子
化粧品メーカーにて、コンテンツ制作とサイト運営に携わる。恋愛ストーリーにコスメを絡めた商品漫画、小説、動画の企画制作を担当し、現在は美容ライターとして活躍中。
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